1964年の東京オリンピックの開会式の開始を告げたのは、四国産の石「サヌカイト」の音色でした。東京にも「美しい音」を奏でる素材がきっとあるはず。未だ知られぬ「東京の音」を見つけたい。
この想いに、世界的パーカッショニストであり、自然素材をもとにした音楽を追究し続けるテリエ・イースングセットが共感し、共に取り組んでくれることになりました。
「東京の音」プロジェクトは、サウンド・ハンティング(音探し)の旅ともいえます。
奥多摩の名水、島嶼部の原石、多摩川の小石、森の木々、鹿の皮、硝子、工場や街の音、東京のここかしこに眠る素材に息を吹き込むかの如く、楽器へと昇華させます。
そして9月には、その音色をコンサートで発表し、東京五輪に向けて、世界に発信していきます。